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生活の柄 高田渡

高田渡については以前にブラザー軒をこのブログで取り上げていまして、

どうも歌詞に腑に落ちないところがあったのです。

詳しくは過去の記事を見て頂くとして、

今回は彼の代表作とも言えるんじゃないでしょうか、

生活の柄という歌。

カラオケで歌うと何故かみんなシーンとなるという。

 

歌詞にちょっとわからんところがあって。

歌詞、載せてみましょうか。

www.uta-net.com

 あら? やっぱりクリックしないと歌詞は出んのね。

まあいいや、クリックしてみてください。

作詞は山ノ口貘さんなんですが、

このあと載せる動画では作詞作曲:高田渡となってますね。

動画の方の間違いでしょうね。

と言うか、テレビ番組の録画みたいですから、

テレビ局のミスですね。

 

 

歌詞の中に

「陸(おか)をひいては眠れない」

とあるのですが、

陸をひくとはどういうことなんだろか?

大陸を引っ張って歩くほどの、

浮浪者の足が重いということの表現なのか、

それとも、

浮浪者が「眠る」わけだから、

野宿であろうことは想像に難くない。

つまりは布団代わりに陸(おか)を敷くということなのか?

関西では敷くをひくということが多い。

ひらがなで「ひいては」としたのは作詞者の意思なのか?

あぁ~、どっちなんだろか。

考えだしたらこっちが眠れん。

だれか、情報あったら教えて下さい。

 

 

なんにしても、

いい歌ではある。

 

 

www.youtube.com

 

 

 

その後わかったこと

高田渡の生活の柄という歌にある

「陸をひいては眠れない」

ですが、
わかりました。
疑問が晴れました。

 

 


高田渡は詩人山之口貘の「生活の柄」を
ある程度改変の上で曲に乗せて歌っているわけで。
そこで詩の原文をネットで探しました。
詩の原文という表現が妥当かどうかは放置して、
以下に引用。

 


生活の柄  山之口貘

歩き疲れては、
夜空と陸との隙間にもぐり込んで寝たのである
草に埋もれて寝たのである
ところ構わず寝たのである
寝たのであるが
ねむれたのでもあったのか!
このごろはねむれない
陸を敷いてもねむれない
夜空の下ではねむれない
揺り起されてはねむれない
この生活の柄が夏向きなのか!
寝たかとおもふと冷気にからかはれて
秋は、浮浪人のままではねれむれない

山之口貘詩集』

 

 

 

はっきりしましたね、
「陸を敷いてもねむれない」
となってますから
陸を引っ張って歩くくらいの足取りの重さじゃなく、
陸を敷布団に見立てていたのですね。
夜空が掛け布団。
疑問が解けてよかった。

 

 

 

と思ったが、さらなる疑問が・・・

ではなぜ高田渡はひらがなの
「ひいては」
としたのか?
敷くをひくとは言わんだろ、普通。
なにか意図があったのか、
または、わたしが見た歌詞検索サイトの誤字か?
高田渡は幼少の頃から敷くをひくと発音していて、
そのまま大人になったのか?
だったら敷くと書けばいいのだが。
雪だるまが坂を転げ落ちるように疑問が膨らむ。(笑)
わからん。

 

 


山之口貘は生涯に三冊の詩集を出している。
詩人としては極めて少ない方だそうだが、
調べたところ、一冊目を推敲したのが二冊目で、
二冊目を推敲したものが三冊目なんだとか。
生涯をかけて作品を磨き上げたようだ。

 

 


上の方で引用したのは二冊目。
ネットから借用してきた。
少なくとも二冊目では「敷く」になっているということだ。
但し、借用したところの表記に誤りがなければ。

 

 

 

ネットで調べるということは、
歯がゆいもののようだ。
調べた結果が正しいかどうか、
検証のしようがない。

 

 

 

そして得た結論。

もう知らん。(笑)

 

 

 

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