神戸に住んでいて、
そこらをぶらりとよく散歩する。
今日は普段行かない大倉山公園まで足を延ばしていってみた。
都会の中にぽつんと小高いと言うほどのこともない丘があって、
戦国時代なら山城があってもおかしくはないような地形だ。
ジョグングコースがあってその内側に野球のグランドが一面あって、
ジョギングコースを一周するうちに、
神戸にある各県人会が植えた県ゆかりの樹木を見られるといった感じ。
平日の昼頃に行ったが、あまり人は多くなかった。
ジョギングしたり、本を読んでたりしていた。
落ち着いて過ごせそうだ。
と思ったのも束の間、
中学生らしき団体と、小学生らしき団体が、
それぞれ別に登ってきた。
一気に賑やかになった。
弁当を広げている。
晴天で良かった。
伊藤博文は日本の初代内閣総理大臣だが、
初代兵庫県知事でもあった。
その伊藤博文の銅像が、かつてここにあった。
交友のあった豪商の大倉某という人がこの地を買い取り、
広大な別荘にしていて、
伊藤博文がハルピンで暗殺されたあと、
伊藤博文の銅像を建てた。
戦時中の金属供出のため、銅像は今はない。
未だにないままだ。
台座のみが残っている。
この広大な別荘は、後に神戸市に寄贈されている。
台座のみだが、
この台座がなんとでかいことか。
およそ今まで見てきた台座の類の中で、
最も大きいのではないかと思う。
単に他を知らんだけかも知れんが。
台座の前にあった銘板みたいなものに書かれていた説明文の抜粋。
台座は、京都大学初代建築学科教授の武田五一の設計によるもので、台座上部の形状は階段状ピラミッドがあしらわれています。台座のデザンは、国会議事堂中央部分と類似していますが、これは武田五一の愛弟である吉武東里らが師匠のデザインを取り入れて国会議事堂を設計したためといわれています。
国会議事堂のモデルがこの台座ということか。
実際の国会議事堂。
南国情緒漂う「鹿児島の森」
公園の頂上から見る神戸三宮あたりのビル群。
南は海だがよく見えなかった。
北は山。南国風の大きな木が数本、場違いな感じで立っている。
なにか謂れでもあるのだろうか。公園の外のよう。
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